経験者が語る！お笑い芸人を目指して上京する時のポイント
執筆：ざっきー
胸筋生まれ大腿筋育ち三度の飯よりポージングが好きなざっきーです。 新宿２丁目でモテそうだねってよくいわれます。最近の悩みは顔出しパネルに顔を入れると外れなくなることです。
みなさん、夢を持っていますか？
きっとこの記事を開いた以上、少なからず１つはあるのだと思います。その際、地方在住の人にとっては避けて通れないのが「上京」ですね。インターネットの時代とはいえ、まだまだ芸人になるなら遅かれ早かれ東京に行くことになると思います。
今回はそんな「上京」について私なりに考えてみました。
目次
上京について
上京の前に
「上京」と言ってもある日いきなり上京してしまう人は稀でしょう。
何事も準備が必要なように、上京にも準備が必要です。ここでは私が思う上京の前にやるべきことの一例を紹介します。
親を説得しよう
正直、これは大事です。半ば飛び出す形で上京する人は確かにいます。
しかし、親の支援というのはあるに越したことはありません。なぜなら仕送りなどの経済的、物質的な支援に限らず、「自分のことを理解して応援してくれている」という精神的な支援があるかないかでは心持ちとして大きな差があるからです。
その時点で応援してもらえてない人より１つ不安要素が少ないのです。
なので、可能ならば出来るだけ親は説得しておきましょう。
ただし、これは「出来れば」という話なので、親を説得できるまで上京してはいけないということではありません。どうしても折り合いがつかないならば家を飛び出す形になるかもしれません。一番大事なのは、あなたが何をしたいのかということですから。
覚悟を決めよう
「覚悟」って何なのか？漠然とした言葉ですよね。
僕がここでいう「覚悟」とは「易々と帰って来ないぞ」という覚悟です。
いつでも帰って来られるという気持ちで上京してしまうと、イマイチ本気になれない感が生まれます。「成功するまで地元には戻らない！」くらいの気持ちでちょうどいいと思います。
どんな物件を探すべき？
「上京」に引っ越しは付き物ですよね。次にどんな物件を探すべきかの私見を述べさせてもらおうと思います。
自分が譲れない条件を決める
人によって物件に求める条件が違うと思います。
広さや築年数、周囲の環境、駅からの近さ、ペットの可否、治安…などなど挙げていったらキリがないですね。
条件に合う物件の中で家賃が安いところがいいと考えるのは当然だと思います。
まずはそのための自分の中の条件とその優先順位を決めるべきだと思います。「多少駅から距離があっても、とにかく広い方がいい！」「お風呂はユニットバスじゃないほうがいい」などですね。
拠点を元に考える
芸人を目指して上京したならば、頭に入れておかなければいけないのはどこを拠点にするかです。
養成所に入るならその事務所はどこにあるのか、フリーでやるならどこでフリーエントリーできるライブをやっているのかですね。
事務所の場所はそれぞれ違いますが、ライブが多いのは新宿、下北沢、中野、阿佐ヶ谷、高円寺あたりですね。この近辺へのアクセスのしやすさというのを少し意識するといいかもしれません。
家賃+交通費で考える
物件を選ぶ上で避けて通れないのが「家賃」ですよね。ただ、単に「安ければいい！」という人もいますが、ここにも注意が必要です。
個人的にオススメなのが「家賃+交通費」で考えるということですね。前項で「拠点」を考えたと思いますが、そこまでの交通費を頭に入れましょう。拠点に近くて月7万円の物件と拠点から遠くて月5万円、交通費月2万円だと絶対に近くて高い方がいいですよね。遠いと移動時間がかかるので、金額が一緒でも損です。そこらへんを考慮に入れて物件を探すべきだと思います。
バイトは？
当たり前ですが、売れない内はバイトをしなくてはなりません。もちろん副業で稼ぎがある場合は違いますが、そんな人の方が少ないと思います。大抵の人はバイトをしなくてはなりません。ここではバイトの仕方について思うことを紹介します。
昼と夜
芸人活動をする上でバイトの時間って意外と重要だったりします。出たいライブ、お誘いいただいたライブがバイトのために出られないというのは悲しいし、1つチャンスを逃していることになります。
つまり、ライブがありそうな時間にはそもそもバイトを入れない方がいいというわけです。
僕が個人的にオススメするのは夜勤です。深夜から朝にかけてはライブや養成所の授業もほぼないのでここが絶好のタイミングだったりします。その分昼から夕方までは自由に動けるので色々と都合がいいです。更に深夜手当もついて効率がいいです。ただかなり不規則な生活になるので、健康面で不安がある人にはオススメしません。そこさえクリアできるならば、夜勤の方が良いと思います。
闇バイトに注意
芸人ならば変なバイト、特殊なバイトをするイメージがあると思いますが、中には怪しいバイトも存在するので注意が必要です。仕事の割に給料がいいなら、一層注意すべきです。知らず知らずの内に犯罪の片棒を担がされてるってこともありえます。今のご時世コンプライアンスの徹底が叫ばれているので、そうなったら文字通り命取りだったりします。バイトはキチンと見分けましょう。
出られるライブ
上京してきて何したらいいかわからない！という方も多いと思います。私もそうでした。もし、とりあえず腕試ししたいな、と思うならばフリーエントリーのライブに出てみることをオススメします。フリーエントリーのライブとは、応募してエントリー料を払えばだれでも出演できるライブのことです。その中でも下記の2つが有名なライブです。
ゲレロンステージ
K-PROさんが主催している「ゲレロンステージ」はフリーエントリーのライブの中では一番有名です。開催回数もめちゃくちゃ多くて月10～15回やっていたりもします。エントリー料は一組3000円（ピン芸人は2000円）でネタ時間は3分以内です。
ここで上位の成績を残すとK-PROさんが主催しているさらに上位のライブに出演することができます。
パワーオブフリー
もうひとつ有名なフリーエントリーライブとしてU&C enterpriseさんが主催している「パワーオブフリー」というライブがあります。こちらの開催回数は月10回ほどでゲレロンステージよりは少しだけ少ないかなという印象です。
特徴としてパワーオブフリーには(S)(M)(L)と3種類ありまして、それぞれネタ尺が違います。(S)が最大3分、(M)が最低2分最大4分、(L)が最低3分半最大5分となっております。エントリー料は(S)が1900円、(M)(L)が2000円です。また、パワーオブフリーの特徴としてお客さんは入場無料になっています。
なので、チケットを売ってのチケットバックはありません。そしてパワーオブフリーも成績上位になるとU&C enterpriseさんが主催する上位ライブに出演できます。
目的は？
芸人なったからにはみなさん「売れたい！」「賞レース優勝！」「冠番組！」などの夢があると思いますが、その前に近い目標や、手段を考えなければなりません。その一歩目として事務所に所属する必要があるのですが、所属の仕方には大きく分けて2つあります。オーディションと養成所です。
オーディション
オーディションは各事務所のホームページに行くとオーディション情報が載っていると思います。それを参考に応募してみましょう。その所属の過程も様々です。一回のネタ見せで所属出来ることもあれば、オーディション合格者のみのライブを開催して、何回か様子をみるところもあります。
とりあえず、気になったら連絡してみるといいでしょう。
養成所
オーディションとは別に各事務所には養成所というスクールがあったりもします。有名なところで言うと吉本興業の「NSC」や人力舎の「スクールJCA」などがありますね。半年から一年かけてお笑いを学ぶ場です。養成所はスクールなので授業料を払う必要があります。その授業料や期間に関しても各事務所によってバラバラなので気になるところのホームページに行って調べてみましょう。
おまけ
これはおまけなんですがツイッター等のSNSは出来るだけやっておくべきだと思います。例えば、ライブでみなさんのネタを気に入ってくれたお客さんがネットで名前を調べた時、何も出なかったら認知されないままで終わってしまいますよね。そんな時に受け皿となるようなアカウントがあればそのままファンになってくれたりするかもしれません。
また、私個人の経験としては、ツイッターでライブ出演の依頼が届いたりもしました。現代社会、自分を表現出来るチャンスはいっぱいあるので、早めに準備しておきましょう！
まとめ
ここまで「上京」についての私見を述べてきました。この記事が少しでもみなさんの参考になればと思います。自分がどのように動くのか、上京後の動きをイメージしてそこから逆算してみるといいと思います。
執筆：ざっきー
胸筋生まれ大腿筋育ち三度の飯よりポージングが好きなざっきーです。 新宿２丁目でモテそうだねってよくいわれます。最近の悩みは顔出しパネルに顔を入れると外れなくなることです。
