お笑い芸人なるには?芸人になれる4つの方法と売れるためのポイント
執筆:ざっきー
胸筋生まれ大腿筋育ち三度の飯よりポージングが好きなざっきーです。 新宿2丁目でモテそうだねってよくいわれます。最近の悩みは顔出しパネルに顔を入れると外れなくなることです。
テレビに映るお笑い芸人を見て、
「将来、自分も人を笑わせる仕事がしたい!」
と、お笑い芸人になることを志すことを決めた人はいるかと思います。
ただ、「そもそも、自分はお笑い芸人になれるのか?」
「どうやったらお笑い芸人になれるのか?」
「何から始めていけばいいのか?」
上記のようなわからないことが多く、具体的にどうやってお笑い芸人になれば良いのかわからないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
ここでは、お笑いに芸人なるための具体的な方法から、人気お笑い芸人なるためのポイントについて紹介します。
目次
お笑い芸人とは?
まず、お笑い芸人を目指す方法を見ていく前に、お笑い芸人について理解しましょう。
お笑い芸人は「人を笑わせることを生業そしている人物」
お笑い芸人というと、テレビのお笑い番組やバラエティ番組に出演している人をお笑い芸人と呼ぶことが多いですが、実際はさまざまな種類が存在します。
例えば、下記のような人達は全てお笑い芸人に該当します。
・漫才師
・落語家
・コント師
・ピン芸人
・漫談師
・モノマネ芸人
・ショートコント専門のコンビ
このようにみると、お笑い芸人は「他人を笑わせる仕事をしている人物」を指していると言えます。そのため、普段、テレビで見かける人達はお笑い芸人の一部であるということがわかるかと思います。
お笑い芸人になるための条件はあるのか?
結論から言うと、お笑い芸人になるための条件はありません。なりたいという意思があれば、誰でも目指すことができます。ただし、種類にもよってはなれない可能性もあります。
例えば、落語家になる場合は、弟子入りする必要があります。弟子になるための条件は特にありませんが、「弟子募集」というような求人情報があるわけでもありません。そのため、自ら弟子入りをしたい師匠を探して弟子入りを志願する必要があり、当然ながら、断られる可能性もあるわけです。
また、テレビやラジオ、雑誌など、タレントのように活躍するお笑い芸人の多くは、芸能事務所に所属しています。劇場で芸(ネタ)を披露するだけでなく、様々なメディアで働くマルチなお笑い芸人を目指すのであれば、はじめのうちは芸能事務所に所属することが必要でしょう。事務所に所属するためにはオーディションや審査を受けるところが必要なところがあり、申し込み条件に年齢が設定されている場合もあります。
このように、誰でもお笑い芸人を目指すことはできますが、希望通りの進路に進めるかどうかは、実力や運も関係してきます。お笑い芸人のはじめの一歩目からつまずいてしまうと、理想とするお笑い芸人になることができない可能性もありますので、どのようなお笑い芸人を目指すのか、事務所に入りたいのかなど、しっかりと自分の目指すお笑い芸人像を決めておくことが大切になります。
お笑い芸人になるための方法
お笑いに芸人になるための方法は主に4つあります。
養成所に入る
1つ目は、NSCや松竹芸能タレントスクールなどの養成所に入ることです。お笑い芸人を多く抱える事務所の一部では、お笑い芸人を育てるための養成所を開いているところがあります。
養成所にはお笑い芸人を目指す同志が集まってくるので、一緒に夢を目指す仲間や相方を見つけることができるメリットがあります。また、講師陣も現役のお笑い芸人や放送作家、テレビプロデューサーなどお笑いに関するプロが指導してくれたり、卒業後に事務所に所属できたりするメリットもあります。
お笑いに芸人なるために必要な環境が揃っている場所なので、お笑い芸人なる一番の方法と言えるでしょう。
ただし、養成所に入るには数十万円ほどの費用がかかったり、年齢制限があったり、デメリットも存在します。
事務所のオーディションを受ける
2つ目は、フリーで活動して事務所のオーディションを受ける方法です。養成所に入っていなくても受けられるオーディションがあり、受かれば事務所に所属することができます。
実力が求められる方法ですが、一発でオーディションを通過することができれば、すぐにお笑いに芸人になることも可能です。そういう意味では、お笑い芸人になる一番の近道かもしれません。
弟子入りする
3つ目は、弟子入りする方法です。ベテランのお笑い芸人に直接交渉して弟子入りを志願する方法ですが、特定の連絡する場所があるわけではありません。
そのため、知人伝いで連絡先を聞いたり、営業後に出待ちをしたり、飛び込みで志願することが求められます。
弟子入り後の内容は師匠についたお笑い芸人によるところはありますが、多くは師匠の仕事に付いていき、身の回りの世話をしながら現場のお笑いを学んでいくことになります。
フリーで活動して有名になる
4つ目は、フリーで活動して有名になる方法です。事務所に所属していなくても出ることのできるライブやショーに参加して、知名度を上げていき、お笑いで仕事ができるようにしていく方法になります。
人を笑わしてお金を稼ぐことができれば、お笑い芸人になることはできますが、稼げるようになるのは至難の技です。そのため、多くの場合は知名度がある程度あがってきた段階で事務所に所属することになります。
ただ、フリーを貫くことができれば、利益のほとんどを自分でもらうことができるので、一番稼げる方法と言えるかもしれません。
人気お笑い芸人なるためのポイント
単にお笑い芸人になるだけでなく、やるなら人気になりたいですよね。そこでここからは、人気お笑い芸人になるためのポイントを紹介します。
お笑いのセンスを磨く
お笑い芸人になるためには、お笑いのセンスを磨くことが絶対条件です。もともとセンスのある方もいますが、今活躍しているお笑い芸人の全てが素晴らしいセンスを持っていたわけではありません。一線で活躍しているお笑い芸人の初期の映像を見ると、信じられないほどおぼつかない会話をしていることも多いです。
笑いのセンスを磨くためには、他の芸人さんの番組やネタ番組を見ることも非常に大切です。自分と全く違う芸風や斬新なネタを見たり聞いたりすることで、自分の長所や短所、新しいネタのヒントを得られるかもしれません。
また、自分のお笑いを否定されることも時として重要です。一生懸命にやってきた笑いを否定されることはとても嫌なことです。しかし、ダメ出しをもらうことで、正面から自分と向き合うことができるようになります。
そのため、スランプに陥って、何が悪いのか原因がわからない時は、覚悟を決めて第三者にアドバイスを頂いてみましょう。
自分にあった相方を選択する
コンビのお笑い芸人を目指す時は、相方の選択が非常に重要です。
例えば、大きなボケを前面に押し出したいのであればコミカルな相方と組まなければなりませんし、自分がボケをしたい時には、厳しく突っ込んでくれるツッコミを相方にしなければなりません。
もちろん、コンビを組んでから芸風を変更することも可能です。しかし、人によっては得意とする芸風や役割があることもあります。うまく行かなければ相方を変更することも可能ですが、時間と手間はどうしてもかかってしまいます。
ですので、相方に求めるものは何か、どのような基準で選ぶのかあらかじめ決めておくことが大切です。
漫才かコントか、どのような芸風で勝負するか
漫才にするのかコントにするのか、どの芸風で勝負するのかとても悩むところです。
初めから漫才を目指してお笑いの道に入ったのであれば、漫才師の道を選べばよいのですが、ぼんやりとお笑いをやりたいと入った時は、 やりたいことがはっきりしいないことがあります。
漫才もコントも両方できれば良いのかもしれませんが、それには才能が必要になりますし、何より時間が多くかかってしまいます。そのため、多くの場合はメインとなる芸風を絞っていくことになります。
絞ることで選択肢を狭めているように感じる人もいるかもしれませんが、芸風を決めることで、ネタから芸名を覚えてもらったりすることがあり、結果的に名前を覚えてもらいやすいというメリットもあります。
芸風はもしうまくいかなったら後から何度でも変更することは可能でので、まずは自分にあった1つの芸風を極めていくのが良いでしょう。
ピン芸人で勝負することも検討する
お笑い芸人といえば、相方を見つけてコンビを組むことが多いですが、ピン芸人として勝負することも1つの方法です。
ピン芸人はネタの準備を全て自分でしなければいけませんし、ステージ上でボケてもツッコまれませんし、スベった時に助けてくれる人もいません。
しかし、ピン芸人にはピンだからこそできるネタがあったり、面白い要素があったりもします。無理して相方を探す必要はありませんので、ピンが自分にあっているのであれば、行けるところまでピン芸人として勝負してみるのもアリです。
面白いネタを常に考えて、ストックする
人気のお笑い芸人になるためには、面白いネタが豊富にあることが重要です。定番のものから、旬のものまで、バリエーションはできるだけあった方がメリットは多いです。
面白いネタがあったとしても、それ一辺倒だと飽きられてしまいやすいです。もし売れたとしても一時的なものとなり、一発屋芸人と言われてしまう可能性もあります。
また、客層によってウケるネタが違うこともありますので、理想は複数のレパートリーを用意しておきたいところです。
とはいえ、かけだしの芸人の場合は、素晴らしいネタをすぐに思いつくことはそうそうなく、時間をかけてひとつずつ作っていくしかないでしょう。
ですので、日頃から面白いネタを書けるように、様々なことにアンテナをはり、空いた時間で少しずつネタを考えていくことが大切です。
とにかく場数を踏む
お笑い芸人は場数を多く踏んだ方が優位です。観客には、いろんなタイプのお客様がいます。そのため、同じネタでも大きくウケる時もあれば、全くウケない時もあります。
しかし、場数を踏んでいれば、そのような事態を切り抜ける方法を自分なりに編み出すことも可能になります。
観客によって面白いかどうか決まるのはプロではないはずです。ステージを生き物だと思って臨機応変に対処できる方が、プロのお笑い芸人と呼ぶのにふさわしいですよね。
はじめうちはもちろん失敗したり、恥をかいたりすることはあると思いますが、その経験が次に生きていくことになりますので、新人のうちは怖がらずにどんどんライブに出て場数を踏むようにしましょう。
お笑い芸人に求められる素質
最後に、お笑い芸人にもとめられる素質や常識を紹介します。
メンタルの強さが武器になる
お笑い芸人は身体をはったり嫌なことに挑戦したり、ハードな仕事が多いです職業です。かけだしの頃はスタッフの方の対応が厳しいこともあり、罵声を浴びせられるということもあります。
しかし、ライブやテレビに出演してナンボの世界ですので、そこでイチイチくよくよしていても前には進みません。
そのため、辛いこともお笑いに昇華させるような気概を持っていたり、どんなに打たれてもへこたれない強靭なメンタルの強さを持っていれば、それは強力な武器になります。
嫌なことを絶対に我慢しろというわけではありませんが、縦社会の独特な慣習や人間関係が残る業界に飛び込むわけですので、メンタルが強いことは1つのアドバンテージになりえます。
挨拶、遅刻はしない
お笑い芸人だけではなく、一般の企業であっても挨拶はとても大切ですし、時刻はよくありません。
特にお笑い芸人は、時間に非常に厳しいので余裕を持って行動しなければなりません。遅刻をしたことで、大切な仕事を任せてもらえなくなったという芸人さんもたくさんいます。それは新人だけではなく、ベテランの方でも遅刻をしたことで仕事が減ってしまったという例もあります。それだけ遅刻はマイナスな面を持つものですので、時間にはとにかく気をつけるようにしましょう。
また、先輩芸人と現場が一緒だったり、近くにいたりする時は自分の方から挨拶をすることが必要です。 礼儀が大切だからという理由もあるのですが、自分のことを覚えてもらうことが、売れるための大切な要素になります。
先輩芸人に名前を覚えてもらえれば、お笑いについて相談することもできたり、可愛がってもらえたりします。場合によってはライブや番組に呼んでもらえる可能性もあります。
厳しいですが売れていないお笑い芸人はごまんといますので、その中から這い上がっていくためには、先輩の力を借りるのも1つの方法です。ですので、まずは挨拶をしっかりとできるようにして、名前を覚えてもらえるキッカケを作ることに力を入れてみましょう。
執筆:ざっきー
胸筋生まれ大腿筋育ち三度の飯よりポージングが好きなざっきーです。 新宿2丁目でモテそうだねってよくいわれます。最近の悩みは顔出しパネルに顔を入れると外れなくなることです。