売れるには必須?お笑い芸人のYouTube事情とは、価値観の変遷やきっかけも解説
執筆:吉松ゴリラ
SHUプロモーション所属。宮崎大学大学院主席。もともとコンビで活動していたが、解散後ピンへ転身。「激レアさんを連れてきた。」「新春おもしろ荘」「ガキの使いやあらへんで!」「ウチのガヤがすみません!」など多数出演。
みなさんこんにちは。
芸歴10年目。YouTubeちゃんねるが人気なさすぎて、芸能人最下位YouTuberとしてTVに出演した、吉松ゴリラです。
今回は現在芸人・・特に若手芸人とは切っても切り離せないコンテンツとなった、YouTubeについてお話しします。
目次
Youtubeをやっている芸人への見方が変わってきた
今年R1通るつもりだったので、1回戦落ちとは思えないほど語ってます。。
落ちる前と後で変わったサムネ…左から右へ…_| ̄|○
R-1・1回戦敗退だけど…ネタの分析力には定評あるピン芸人・吉松ゴリラが先日のM-1グランプリを振り返る! 〜意外や意外…スタッフも思わ… https://t.co/u7fVxgdKlU pic.twitter.com/bgaaBhEU7e
— 吉松ゴリラ (@hidetaka111) January 11, 2021
現在では気軽に芸人が「ぼくYouTubeやってんすけど〜・・」とのんべんだらりと話し出しますが、過去、芸人とYouTuberにはバチバチとした闘争がありました。
いえ、正確には芸人と、YouTubeやってる芸人の間に。
ちなみにぼくは芸人界の中でも結構早くYouTubeをスタートしていました。それが2018年の1月ごろです。
しかしたった2年半前の間(現在2020年12月)に、芸人の中でのYouTubeへの価値観は激変しています。
今回は特に、若手芸人の中から見た、YouTubeの実情について書きたいと思います。
※当時実際に芸人内部で言われてたことをそのままフィルターかけずに書いているので、結構言葉が汚いです。ご不快に思われる方、すいません。ぼくのせいではないです。
芸人のYouTubeへの意識の変化
明けましておめでとうございます!!
今年もどうかカジサックチャンネル、そしてカジサックファミリーを宜しくお願いします🙇♂️※カウントダウン生配信で木島君が電話に出なかった理由は……寝てたそうです。新年早々爆笑しました。 pic.twitter.com/KbZDVwwN3b
— カジサック (@kajisac_onashas) December 31, 2020
何となくお分かりかもしれませんが、芸人のYouTubeの価値観をガラリと変えたのがカジサックさん(キングコングの梶原さん)です。
そのため、芸人とYouTubeの関わり方の変化は、カジサックさん以前・以後に別れます。
ここではもう少し細かくお話しするため、カジサックさんを軸に、下記3つの時期に分けてみます。
・《前期》カジサックさんがYouTubeを始める前
・《中期》カジサックさんがYouTubeを始めてから、ちゃんねる登録者100万人を達成するまで
・《後期》カジサックさんがちゃんねる登録者100万人を達成した後
《前期》カジサックさんがYouTubeを始める前
YouTuberという職種が芸人の目に触れるようになったのが2017年ごろだったと思います。存在自体はそれ以前からなんとなく知られてはいたんですが、意識するようになったのがこの頃です。
2017年の流行語大賞に『YouTuber』がノミネートされているので、世間一般の目に触れるようになったのとほぼ同時期ですね。
《前期時》芸人のYouTuberへの印象
その頃の芸人の価値観では、「YouTuber=芸人の劣化版×30倍」という印象でした。
【2018年:芸人から見たYouTuberイメージ】
・自己顕示欲の高い素人
・芸人という『お笑いのプロ』の土俵で戦い敗れた、敗残者が行き着く墓場
・クソつまらん
・小学生相手に、笑いとってる人でしょw? …etc
ちなみにそれまでに、YouTubeに可能性を感じてスタートを切った芸人が、芸人初期チームです。この頃、YouTubeをやっている芸人はこんな事を言われていました。
【2018年:YouTubeやってる芸人が言われていた事】
・一体何がしたいの?
・二足のワラジw
・YouTubeやってるヒマあったらネタかけば?
・ネタから逃げんなよ …etc
これらのセリフから分かるように、まったく歓迎されていませんでした。ちなみにぼくはやや早めにスタートしたこともあり、これらの言葉は同期先輩後輩問わず、全て言われた事があります。
《前期時》芸人の価値観
ただ芸人が上記のような見方をしていたのは、決して「YouTuberを下に見ていたから」だけ(下には見てましたw)ではありません。
この時期の芸人の価値観はただ一つ、コレだけだったからです。
『芸人の仕事はネタ作り!よそ見しないで、ネタだけ作れ!』
実際この時期、『芸人が売れた実績のあるツール』は、M1に代表される賞レースや、各局のネタ番組です。
そのため、芸人として売れたいのなら、ネタを磨けという至極当然の価値観があったのです。
なので特に、ネタやお笑いに真剣に向き合ってきた芸人ほど、このYouTubeへの拒絶反応は大きかったと覚えています。劇場レベルでは間違いなく、100人中99人は否定的な考え方でした。
先ほど少し記載した通り「芸人を名乗っているクセに、しんどいネタ作りから逃げている」「だったら芸人やめてYouTuberなれや」という見方であったため、『YouTubeやってる』というだけで、「じゃ芸人やめろ!」と本気の説教をされる時代でした。
世間一般の見方でいうと、全然数字をあげれていない営業マンが「おれ副業も始めたんすよ」と言い出した時の、誰がやっとんねんの反応に近いのではないでしょうか。
《中期》カジサックさんがYouTubeを始めてから、ちゃんねる登録者100万人を達成するまで
放送作家 桝本壮志さんが書いた本
「三人」
最高でした。僕がYouTubeに挑戦する前、今後どうしていくか悩んでいる時、優しくご飯に誘ってくれた桝本さん。
当時腐っていた僕を誘ってくれたご恩は忘れません。皆様
天才 桝本壮志さんの本「三人」
おすすめです^_^ pic.twitter.com/RIAuuG6rJ1— カジサック (@kajisac_onashas) January 3, 2021
そんな、芸人がYouTubeをするという事にアンチしかいない中、2018年10月1日に、芸人として超SSクラスであるキングコングの梶原さんが、皆さんご存知『カジサック』として、YouTubeをスタートしました。
《中期時》芸人のYouTuberへの印象
このYouTubeスタート直後の梶原さんへの芸人評価は、やはり『鬼激イタ芸人』という超低評価です。
超SSクラスの元アイドルがAV嬢へ転身した時の世間の空気のように、「あいつオチたな・・」というのが若手芸人の一般認識でした。
※ちなみに1本目の動画は低評価3万超え(Wikipedia調べw)と、世間的にも否定的な考えが主流だったようです。この頃は世間も、「芸人はおとなしくネタしとけ!」って感じだったと思いますw。
しかし、芸人のYouTubeへの意識を変えたのも、間違いなくこのカジサックさんです。
スタート直後、『約1年後の2019年12月31日までに、ちゃんねる登録者数が100万人に達さなければ芸人を引退する』と公約を立て、破竹の勢いで突き進み、2019年7月11日に100万人の目標を達成します。
そして100万人達成前後からポツポツと若手芸人内から「YouTube始めました」的な話を聞くようになり、また、この頃からYouTubeで稼げる金額の大きさが知れ渡り出し、それにつられて芸人がどんどんYouTubeへの興味を持ち出します。
しかし、この頃の芸人の認識は「トップYouTuberつっても、このレベルならおれの方がおもしろいし、それでこんなに稼げるんなら余裕じゃね??」といったレベルです。
《中期時》芸人の価値観
ほとんど前期時と変化はありません。
芸人の価値観が劇的に変わるのは、カジサックさんやこの頃始めたYouTuber芸人の結果が明確な形となる後期以降です。
《後期》カジサックさんがちゃんねる登録者100万人を達成した後
なんで小池都知事だけ許可取れてん pic.twitter.com/LwNnTJiFoy
— フワちゃん FUWA (@fuwa876) January 8, 2021
このちゃんねる登録者100万人を達成してから、爆発的にYouTubeを始める芸人が増えました。YouTubeにあんなに否定的だった芸人も、いつの間にかYouTuberとしてスタートを切っています。
というよりほとんど全ての芸人が、YouTubeを今後の視野に入れて活動をしているという感じです。
またこの頃から、YouTubeで結果を残した人がTVに呼ばれだします。芸人だとフワちゃんがそうですね。
今までは基本的に、若手芸人が売れるには
①ネタでTVに出て
②そこからどうトーク力を示して、バラエティ番組でにハマるか
というプロセスしかありませんでした。
フワちゃんは『YouTubeでバズっている』という肩書きだけでTVに露出しそのままハネた、初めてのパターンです。
このフワちゃんによる『YouTubeで結果出したら、ネタがんばらんでもTV出れるんかい!』は大きな変化で、それを見た若手が一気にYouTubeに力を入れるようになります。
要は『M1で優勝するよりYouTubeでバズる方がまだ楽だろう』と考えた若手芸人が、めっちゃYouTubeをスタートするのです。
またそのM1グランプリでは、2019年決勝の敗者コメントでニューヨークさんが『YouTubeやってます!』と告知したことも話題となりました。
カジサックさんが100万人を達成した後の1年、2019年は、YouTubeが芸人に一気に浸透した年になりました。
さらにその後、2020年はコロナの影響で、ほとんどライブなどができない環境が続きました。
結果、暇をもてあました大御所芸人たちもYouTubeを始めだし、この勢いはさらに加速しています。
《後期時》芸人のYouTuberへの印象
実はここの印象は、あんまり変わってはいません(笑)。
今でも芸人は、どのトップYouTuberより芸人の方がおもしろいと思っていますし、「YouTuberがモデルさんと付き合ってる」なんて恋愛報道がでると、「なんでYouTuberなんかが!」と髪をかきむしるほど悔しがってます(笑)。
ただYouTube作成の大変さなどは浸透してきているので、初期のような『手軽にバラエティっぽい事をやって、金儲けしようとしてるヤツ』という見方はなくなりました。
《後期時》芸人の価値観
以前の『芸人やるんなら、脇目もふらずにネタだけやるべし!』という価値観から、『売れたいのならYouTubeやSNSを、戦略的に活用すべし!』という価値観に変化しました。
一般の方からすると意外かもしれませんが、実は「ネタをずっとやっていきたい」と思っている芸人は皆さんが思っているほど多くはなく、「TVに出る・売れるための手段」としてネタをやっている芸人がめっちゃいます(特に東京勢)。
彼らはTVに出れさえすればいいので、そのきっかけとなる手段はネタであろうと、YouTubeであろうと、もしくはその他の手段(現在だとSNS系のバズりとか)であろうと関係ありません。
そしてM-1グランプリ以外の賞レースチャンピオンがそこまでバズらない現状で、ある意味ネタを見限り、YouTubeに活路を求め出しているのです。
カジサックさんの功績
先ほど時系列でカジサックさんを軸にお話ししましたが、カジサックさんの功績は大きく2つあります。
【カジサックさんのYouTubeにおける功績】
・ネタガチ勢の芸人にYouTubeを始めさせた
・企画をメインとしたYouTubeでポジションを築いた
ネタガチ勢の芸人にYouTubeを始めさせた
あきらお兄さんのチャンネルにカジサックが!https://t.co/xqHKkL8AwL
— NON STYLE 石田 明 (@gakuishida) November 25, 2020
この功績がめっちゃデカいです。
正直、これがなかったら、まだここまで芸人にYouTubeは広まってなかったかもしれません。
少し大袈裟にいうと、まだ『芸人でYouTubeやってるヤツはヨゴレだ』『YouTubeやるんだったら芸人やめろ』の価値観が変わらず、芸人とYouTubeは完全切り離された別職業になってたかもしれません。
この理由は、カジサックさんの勧めで『「ネタガチ勢芸人」たちが、尊敬するレベルのネタを作っている大先輩芸人』がYouTubeを始めたことで、若手芸人の意識も一気に変化したからです。
《中期》にカジサックの部屋では、カジサックさんの芸人時代の人脈を活かし、実に大勢の一流芸人を呼んでいます。
そして、その一流芸人にYouTubeを勧め、多くのYouTube進出を手伝いました。
あの時期、劇場で鬼ネタに向き合ってる芸人がYouTubeを始めたのは相当デカかったと思います。
結果、初期に言われていた「YouTubeやるくらいなら芸人やめろ!」の声がなりをひそめ、そしてこのアンチ声が少なくなった事で、YouTubeに興味を持っていた芸人がスタートしやすい環境が整い、芸人界にYouTubeが一気に広まりました。
余談ですが、芸人の中には『他人がどう思おうと関係ない、我が道をいく!』というタイプはあんまりいません。ぼくの体感だと、その割合は一般社会とまったく変わらず、1割をよゆーで切ります。
また、多くの芸人は「信念」というより、「芸人だったらこうするっしょ!」という「美学」で行動しています。
ただこの「美学」は、自分独自の人生観というよりは、憧れてる先輩芸人なんかの影響が強いため、その先輩芸人の価値観・行動が変わり、「周りもみんなやってるよ?」なんて環境が整うと、1年も経たずに変化するのです。
YouTubeに関してはこの転換の早さが、芸人界にいい結果をもらたしました。
企画をメインとしたYouTubeでポジションを築いた
We'll be streaming live this Thursday!!
I'm with my producer, mr.KOSAKA! pic.twitter.com/o2gR4nGxNK
— ピコ太郎(PIKOTARO)(公式) (@pikotaro_ppap) January 11, 2021
実はカジサックさん以前にも、YouTubeからブレイクした芸人はいます。
カジサックさん以前にYouTubeからブレイクした芸人】
・2015年 エグズプロージョンさん(本能寺の変で歌って踊ってる方)
・2016年 ピコ太郎さん
しかし、お分かりの通り、この方々はネタがYouTubeでブレイクし、それがTVに輸入された芸人です。
このように、カジサックさん以前は『芸人のYouTubeはネタ』という認識が強かったです。
しかし、カジサックさんが大ブレイクした事で「芸人のYouTubeでもバラエティ的な事もやっていいんだぜ!それを別に恥じる事はないぜ!!」と、その意識も変わりました。
現在の芸人YouTuberのタブーと今後
漫才はテーマが全て。https://t.co/6Lxl0U1fft pic.twitter.com/DXIOusHut7
— ナイツ塙 (@hanawa_nobuyuki) November 28, 2020
「芸人がYouTubeをする」という事自体がタブー気味だった時代から、カジサックさん出現からたった2年で、ほとんどタブーがなくなりました。
現在のタブーは思いつく限り、たった一つです。
『芸人が芸人のネタを批評する』
今これをメインでやっているチャンネルは恐らくないと思います。また、これを軸にやっている若手芸人は、激イタ芸人として扱われるでしょう。
しかし恐らくこのタブーも、あと3年以内に取り払われます。保険を張って書いてますが、たぶんもっと早いです。
その理由はやはり、ネタガチ勢芸人がYouTubeで芸人のネタ批評をし始めているからです。
有名どころだと、M1常連コンビであったスーパーマラドーナさん、元ハリガネロックのユウキロックさん、馬鹿よ貴方はの新道竜巳さん・・
最近だと、M1審査員も勤めているナイツの塙さんが、YouTube上で若手漫才師の台本添削を始められており、好評を博しております。
こういった動きにともない、現在進行形で「批評してもいい」「イタいと言われない」場が出来上がりつつあります。
また、1・2年前まではあり得なかったですが、今は『M1・キングオブコント等の賞レースを生配信で見る』という企画で、ネタ終わりの審査時間で簡単な寸評をするくらいなら「芸人が芸人のネタを批評する」という事がOKな雰囲気が流れ出しており、この流れにのって、今後ほとんどの芸人がネタの批評をしだすと思います。
たぶん(笑)。
芸人とTVとYouTubeの今後
今後YouTubeという媒体がどうなるかは分かりませんが、SNS含めた大きなくくりでいうと、恐らく芸人とTV・YouTubeの関係はこうなります。
【今後、芸人にとってのTV・YouTubeやSNSの関係】
・TV → 自分の広告をする媒体(最悪、無料出演でもいい)
・YouTube・SNS・オンラインサロン…etc → 収入源
要は、『TVで顔を売って、YouTube・SNSで利益を回収する』というビジネスモデルです。
※こんな事を考えていたら、キングコングの西野さんも同じような事をおっしゃっていました。ぼくより鬼深く先読みしてるので、ご興味あればどうぞ。
▼株式会社NISHINO 西野亮廣 × 鬼越トマホーク #4
昭和の時代は、「TVは舞台に客を集めるための広告。TVに時々出て、自分たちの顔をお客さんに忘れられないようにして、舞台にきてもらって、漫才をして稼いでいく・・」なんて考え方があったと聞きます。
今もスーパー売れっ子の一部の芸人を除き、芸人にとってのメイン収入は、TVの出演料ではなく、TVで自分たちの顔を売った後よばれる営業ギャラ・舞台ギャラがメイン収入です。
TVはYouTubeと比べ、老若男女の幅広い視聴者が、未だ多く見ているため(視聴率10%の番組だったら1000万人)、『自分たちの顔を売る』広告としての機能はめちゃめちゃ優れています。
そのため、昭和の時代の「お客さんを呼んで稼ぐ『舞台』」が『YouTube』に変化した形態をとると思われます。
まとめ
あまり内容がないのでカットしましたが、実は吉本興業は2012年ごろから講習会などを行い、YouTubeに力を入れています。
相当早い段階から、芸人とYouTubeの親和性について予見していたと思います。
そして現在YouTubeに限らず、TikTok・Twitter・Instagram等、各種SNS戦略は芸人をやる上で必須事項となりました。
これは芸人界隈でいうと、ここ1・2年の間に広がりをみせたもので、今後他のSNSツールも多く取り入れられると思います(多分Live配信系)。
また、この流行り廃りは結構早いので1年後、同じテーマで書いても、全然違ったものになると思います。
今回コラムでは色々なお話をさせて頂きましたが、一番伝えたい事は、ぼくのYouTubeのちゃんねる登録、よろしくお願いしますという事です。ありがとうございました。
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執筆:吉松ゴリラ
SHUプロモーション所属。宮崎大学大学院主席。もともとコンビで活動していたが、解散後ピンへ転身。「激レアさんを連れてきた。」「新春おもしろ荘」「ガキの使いやあらへんで!」「ウチのガヤがすみません!」など多数出演。
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