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【体験談】お笑い事務所のオーディションを実際に受けてみた感想や雰囲気

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公開日:2019年8月18日 更新日:2021年1月5日

執筆:ざっきー

胸筋生まれ大腿筋育ち三度の飯よりポージングが好きなざっきーです。 新宿2丁目でモテそうだねってよくいわれます。最近の悩みは顔出しパネルに顔を入れると外れなくなることです。

これから芸人を目指す方々は大まかに、フリーで活動するのか、どこかの事務所に入るかになりますよね。
事務所に入るにも、養成所に入るか、一般からオーディション(ネタ見せ)で入るのか、様々だと思います。
私も以前いた事務所を辞めたので、今はフリーで活動しながら他事務所のオーディションを受けています。
なので今回は、外部からのオーディションを開催している事務所をピックアップして、実際に受けてみた感想や雰囲気、情報等をご紹介していこうと思います。



ワタナベエンターテインメント

期間・日時: 毎月2回(日時は毎月HPやフェイスブックにて記載)
場所: ワタナベコメディスクール中目黒館
ネタ見せ料: 1000円
応募資格: 所属事務所のない方。年齢制限なし。
ネタ: 3分もしくは1分。ダメ出しあり。


天下のナベプロ。
ナベプロは月に2度オーディションがあります。
合格すると「NEW COMER!」というライブに出演できます。さらに「NEW COMER!」で高評価を得ると1つ上のライブに出演できる、というシステム。
3分ネタと1分ネタの2種類のライブがありますので月に2回にネタ見せが分けられています

ホームページを見るよりも、公式のフェイスブックアカウントに毎月オーディションの日程が出ますので、そちらをこまめにチェックしておいた方がいいです。

受けてみた印象

所属の方とスクール出身の方(仮所属のような預かりの人も多い様子)も一緒にネタ見せをしているので、フリーからの敷居はかなり高いような気がしました。控え室やら廊下ではみんなワイワイしてるのでフリー組はかなり肩身が狭くアウェイです。

まず3分ネタのオーディションの日。
1日通して、早い時間から所属組や、仮所属(預かり)の方々が順番にネタ見せをしていきます。フリーの芸人はその最後なので集合時間も遅いです。
フリー芸人は15時くらいに集合ですが、大体、前の所属組のダメ出しが長くて押しています。なので始まるのは17時くらいからです。フリーの組数は月にもよるとは思いますが10組前後でした。


続いて1分ネタのオーディションの日。
フリーも所属組も一斉にエントリー順で行われます。早めに来てホワイトボードに書き込まないと、めちゃくちゃ待つことになりますので気をつけて下さい。ちなみに1分ネタの方はフリーで受けている人は3〜4組ほどでした。

1分ネタと言っていますが、実際みんな1分過ぎまくっていますのでそこまでキッカリ時間を気にしなくてもいいかもしれません。

ネタを見てくれるのは毎回同じ1人の作家さんです。(調べれば誰かも出てくると思います)
ダメ出しもあります。その作家さんはワタナベコメディスクールの講師の方なので、スクール出身の芸人とその作家さんの距離はとても近く、ダメ出し中もアットホーム感がありました。(よしもととは全然違う)
フリー芸人に対してはまぁ、普通です。フラットには見てくれている印象はありました。

マセキ芸能社

期間・日時: 月に1度開催。15:30〜受付、16:00〜開始。(ホームページに1年通しての日程が出ています)
場所: お江戸「両国亭」
ネタ見せ料: お金はかかりませんが、マセキのライブの半券が1人1枚必要です。(コンビなら2枚)
応募資格: 所属事務所のない方。15〜30歳まで。(コンビどちらかが対象外でも不可)
ネタ:2分〜2分半。ダメ出し無し。

ウッチャンナンチャンをはじめ、ナイツ、バカリズム、三四郎などが在籍する事務所。
マセキは、合格すると「オリーブゴールド」というライブに出演できます。このオリーブゴールドに出演し続けると「預かり(マセキユース)」として所属を検討することになるそうです。
その後、預かりとしてその上のライブに出演し続け、高評価を得た芸人は所属となります。

受けてみた印象

特徴としてはまず、ネタ見せ料の代わりにマセキのライブチケットの半券が必要という所です。せこいと思うか、良い制度と思うかは人それぞれですね。

当日は、受付でプロフィールの記入用紙をもらいます。その用紙を出した順にネタ見せとなりますので注意が必要です。

ネタ時間は2分〜2分半以内。
しかし、受ける人数が多いと、その場で短くしてくれと言われます。けれど、ここもほとんどの人らがかなり長くやっていると思います。
時間で止めるとは言われてますが、5分くらいやっていても止められない組もいました。
そもそも計っていないのかもしれません。


こちらのオーディションは本当にフリー芸人のみが受けるネタ見せで、所属組は一緒ではありません。毎回20〜30組は受けている印象です。受かるのはその内10組弱ですね。
しかし、マセキの先輩方が手伝いで運営をしているので、ネタも目の前で見ています。もろに反応が見えるので少しやりにくい…。
その中でも、何度か受けていてみんな知っているコンビだからかわかりませんが、やけに先輩方が笑うコンビが数組います。
「そんなに笑うか?」とも思いますが、マセキは玄人向きな芸風が多いイメージもありますので、そこも加味してるのかもしれませんね。

ケイダッシュステージ

期間・日時: 毎月3回(基本的に、毎月第2木曜日、第3水曜日、第4月曜日)17時から。
場所:渋谷 やまとビルB1F
ネタ見せ料: 無料
応募資格: 25歳以下
ネタ: 3分以内。ダメ出しあり。

ケイダッシュステージは、オードリーやトムブラウンが所属する事務所。
事務所ライブはゴールド、シルバー、ブロンズと3段階に分かれています。
この一番下のブロンズライブに出るためのオーディションになります。

受けてみた印象

まず、特徴としては月にネタ見せが3回あるというところ、ネタ見せ料が無料なところ、毎回ダメ出しをする作家さんが変わるというところが、他とは違うなと思います。

作家さんは、一回のオーディションに2人いて、曜日ごとに変わります。つまり6人の方が交代しながら見てくれるということです。
ダメ出しもしっかりあるので色々な意見が聞けるのが良い所だと思います。

同じ時間に所属組も一緒にネタ見せをします。
所属組が全組終わったら、フリー芸人がエントリー順(当日プロフィール用紙を提出した順)にネタ見せをしていきます。

ネタ時間は3分以内です。少しなら過ぎても強く言われることはありません。
他の芸人もネタを見ていますが、めちゃくちゃ悪い雰囲気ではありません。笑うところは笑う、という感じ。


審査基準はわかりませんが、作家さんの手元には10段階になっている記入用紙があります。
ビデオも撮っているのでそれも持ち帰って参考にしているのではないでしょうか。

その他の事務所

・よしもと…養成所あり。一般オーディションなし。
・松竹…養成所あり。一般オーディションあり。
・人力舎…養成所あり。一般オーディションなし?
・ホリプロ…養成所あり。一般オーディションあり。
・太田プロ…養成所あり。一般オーディションあり。
・サンミュージック…養成所あり。一般オーディションあり。
・浅井企画…養成所なし。一般オーディションあり。
・タイタン…養成所あり。一般オーディションあり。
・グレープカンパニー…養成所なし。随時募集(問い合わせてもオーディションは開催していない時があります)
・SMA…養成所なし。一般オーディションあり。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、私が受けたことのある3社を主にご紹介致しました。
どの事務所もオーディション情報は随時更新しています。ここに「一般オーディションなし」と書かれている事務所も募集をはじめる時もありますので、興味のある事務所のホームページなりをチェックしておいた方がいいと思います。

いざ、オーディションを受けようと思っても、どの事務所にしようか迷いますよね。
それぞれ事務所には色があります。
一概には言えませんが、その事務所のトップの芸人の仕事の仕方や色が、結構強く出ることはあるんじゃないかなと思います。
また、ネタ見せの雰囲気もそうですが、それぞれ事務所ライブのシステム(ランキング制度や審査方法など)や空気も違います。
そういうことも加味して考えた方がいいかもしれませんね。
自分にあっているかどうか、少しは雰囲気を掴んで頂けたら幸いです。

執筆:ざっきー

胸筋生まれ大腿筋育ち三度の飯よりポージングが好きなざっきーです。 新宿2丁目でモテそうだねってよくいわれます。最近の悩みは顔出しパネルに顔を入れると外れなくなることです。